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20130819

ストイックな姿勢に胸がすくドキュメンタリー「世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅」

世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅

【概要】
「世界一美しい本を作る」と称され、ノーベル賞作家ギュンター・グラスや写真家ロバート・フランク、シャネルのカリスマデザイナー、カール・ラガーフェルドらに支持されるドイツの小さな出版社シュタイデルの秘密に迫ったドキュメンタリー。印刷所創設者のゲルハルト・シュタイデルが、クライアントに直接会うため世界を飛び回る姿に密着。世界の一流アーティストたちと綿密な打ち合わせを繰り返し、収録作品や使用する紙、インクの選定までこだわるシュタイデルの姿勢が、「本」を「アート」に昇華していく様をとらえる。監督は「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」を手がけたゲレオン・ベツェル。


概要以上に映画の説明を書きようが無いほど、そのままのドキュメンタリー映画でした。世界トップレベルの仕事人たちを描いていて、それだけで非難しようがない。良質の素材を使ったサラダ、のような作品である。

収録作品や使用する紙、インクの選定までこだわるシュタイデルの姿勢、というのが特別であるかのように宣伝はされているのですが、本に一過言あるひとたちって、そんなものでしょー、、、とか思ったり、思わなかったり。

同監督の「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」も、科学実験のように料理を突き詰めて姿勢に賛否両論あれども興味深く、観ることができます。この監督なら、「エル・ブリ」の方が面白い。

「世界一予約の取れないレストラン」である理由


この手の映画だと、「ピアノマニア」「Sign(サイン)」がおすすめ。「ピアノマニア」は取り扱っているのが音楽なので視覚的要素だけでなく聴覚的にも楽しめ、「Sign(サイン)」はカール・ラガーフェルドとトップメゾンのCHANELを取り扱っているので兎に角、見ていて飽きない。