「近代を乗り越えるには、究極的な意味において、デカルト座標とニュートン力学を完全に過去のものとする必要があるけれど、そうする為には、哲学分野と物理学分野が互いに理解を深めながら、自己の存在がフィクションであること、ニュートン力学が形而下の限られたものであることを証明する必要がある」
って誰かが呟いていたんだけど、これ、私の長年の関心でもある。
だから、記憶を喪失することが夢だったりした。記憶を失えば、遠近法すら忘れた目で現実を見ることができるんじゃないか。そもそも見ることができるのか、とか。
無響室や白い部屋に閉じ籠ったのも、「私」の境界線を飛ばして、それでも言葉が生まれるのか、とか気になって仕方がなかったの。空海は行けてるんだよね。あいつ、ニュートンもデカルトも関係ない世界に生まれているから、当然っちゃ当然なんだけど。お金つくるのもうまいし、民を味方につけるし、ハイパー坊主だと思う。
ニュートン Isaac Newton
ユリウス暦1642年12月25日 - 1727年3月20日
グレゴリオ暦1643年1月4日 - 1727年3月31日
デカルト René Descartes
1596年3月31日 - 1650年2月11日
空海
宝亀5年 - 承和2年3月21日、旧暦774年 - 835年4月22日
